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土曜の夜と日曜の朝のpopusaのレビュー・感想・評価

土曜の夜と日曜の朝(1960年製作の映画)
4.2
腐敗した体制に反抗する若者!(if...を観たことかあるからそういう感じ)をイメージしてたけど、体制を批判してる思想の強さはなくて、主人公も何に反抗してるのかわからなくて、とりあえずいろんなものに反抗してみている(しかもそれがコミカルになってる)というスタンスに見えた。語り口も1シーンが短くて喋りが多くて、サラッとしてる。最初は主人公が女のことをちっとも考えてない(避妊しないとか)ひどい奴だと思ってたけど、次第に思わなくなった。主人公は深く考えずに行動するタイプなだけで、良心は備えている。親孝行だし。
好きなシーンはメリーゴーランドでジャック(不倫相手の夫)が立っているところを何度も通るシーン、ドリーンに指輪を買おうかって言うシーン、家を出る演技のシーン、キスする時にドリーンが少し迷うシーン。(自分がドリーンが好きなだけかも)
あと、光と陰のコントラストがかっこよかった。
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