こんなにも静かに、残酷な映画は久しぶりに見た。
真綿で首を絞められるようにジワジワ効いてくる。
浮気したことをペラペラ妻に話す自分勝手な夫
夫の不貞を知るも執着と依存を捨てきれない妻
幼少のこどもたちの目につくところで頻繁に起こる夫婦喧嘩
時間の経過とともに紐解いていく過去、
空き巣被害? そのわけ
こどもたちの心に負った傷を思うと
前述の夫婦の日々の行い佇まいには、ため息しか出ない。
しかし、母を見て育った娘の本音がまた残酷すぎて、
陰鬱な気持ちになってしまう。
だからこそ、ああいうことになるのね!?という答え合わせまで含めて、静かにそして残酷に淡々と描写していく個性的な映画だなと思いました。個性的!