凄い、濃密度が凄すぎて映画を観たはずなのに本を読み切ったような満足感と身に沁みる感じ。とても良かったです。
簡単な内容は、舞台俳優で演出家の家福悠介は、脚本家の妻・音と幸せに暮らしていた。
しかし、妻はある秘密を残したまま他界してしまう。
2年後、喪失感を抱えながら生きていた彼は、演劇祭で演出を担当することになり、愛車のサーブで広島へ向かう。
そこで出会った寡黙な専属ドライバーのみさきと過ごす中で、家福はそれまで目を背けていたあることに気づかされていく。。。というような内容でした。
公開前から物凄く評価も高かったし、脚本がカンヌで選ばれたこともありとても気になっていて、観てきました！
西島さん本当に良かったです。まず声が良い。久しぶりに西島さんが出演している作品を観ましたが、年々大人の色気や演技の凄さが増してるなと感じました。
本当に凄かったです。もうなんかその言葉しか出てこないのが悔しいぐらいなのですが、映画だけど映画と感じさせない表現の仕方や音楽、照明、景色の使い方でした。必要最低限に活用されていて、どの場面を切り取っても綺麗だしどこか人間味を感じさせられる表現の仕方でとても良かったです。
3時間と少し長めで久しぶりに映画館で3時間する映画を観ましたが、全くその長さを感じさせることのない充実感と満足感で本を読んだ感覚に似た満足感でした。
