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ドライブ・マイ・カーのkomoririririのレビュー・感想・評価

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)
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濱口監督大好きの、春樹ファック派なので、最初はとても複雑な気持ちで見ていた。濱口監督の狙い通り、虚構や空想に耽る主人公のモチーフとして描かれ、その気持ち悪さは中盤から後半にかけて見事に逆転していくのだけれど…だから春樹で。超映画ヲタクの西島氏でもあるんですね。あっぱれ。

そして最近終わった仕事の企画が劇中劇で、これを見る前にその仕事か終わってしまったので、心底後悔して…ずっと足が震えた。
濱口監督の靴の底にこびりつく病原菌みたいに自分が思えて、死にたい。
忙しさからか見逃してたことを呪ったし、表現の仕方が雲泥の差で、恥ずかしくて、惨めで、映画館出て池袋の隅でタバコ吸いながらずっと泣いた。
文学と身体と演じるという虚構がこれほど巧みに表現されている映画を観たことがない
本物過ぎて
惨めで惨めでずっと消えたかった。
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