音楽、映像、登場人物の言葉の発し方、全て世界観があり、そこに美しさを感じました。
ところどころ「?」と感じる部分もありましたが、映画の余韻を感じながら「?」となった部分を回想する時間は個人的に好きでした。
登場人物全員がミステリアスで、不思議なオーラを醸し出していて。物語の狭間に出てくる性的描写もいやらしさのないものでした。
しかしながら途中マンネリする瞬間が何箇所かあったのは否めません。
大きな展開が少ないので、テンポ良く展開していく映画が好きな人にとっては退屈に感じてしまうかもしれません。
生と死について考えさせられました。ゆったりと小説を読んでいる気分になりました。