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ドライブ・マイ・カーのこんにちはのネタバレレビュー・内容・結末

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

2022年 19本目

ほんといつの間にか時間が経っていた。それくらい没入して見たつもりだが完全には理解出来なかった気がする。
どう考えても女子高生の空き巣の話のそれぞれの結末とそれを話した人との関係性などは多少は絡み合うと思うが見た時にすぐにその点と点は繋がらなかったし観終わった今もはっきりとは分からない。女子高生が音?? 家福?? それとも他の人?? ここら辺は他の人の考えとかを見てあぁってなろう。

全体的に映画も、キャラクターも静かで展開もゆっくり目なのにも関わらず退屈せず眠くもならなかったのは家福や渡利のなかにそれぞれ車(または運転すること自体)や演劇、そして失った者に対しての思いが多少考え方が違えど強かったからなのかなと思った。

自分はまだ身近な人を亡くすという経験をしていないから正直家福にも渡利にも共感は出来なかったが依存体質な所があるからきっと家福のようになることもあるのかなとも思った。

ラストシーンはどういうことか。実際分からないが分からないで終わらすのは勿体ないというかそこに対して自分なりの答えを導き出すことでこの映画をより楽しめると思う。マスクもしてたことから本編の数年後(もしくはパラレルワールド??)があの韓国であるとするならあの犬が手話の方の家庭の犬なら犬を引き取るほど仲良くなる過程で韓国語が喋れるようになったのにも納得出来るし、家福の目の病気が悪化しまともに運転出来ないからあの車を上手く扱える渡利に譲るのもわかる。だとして韓国に行くかとは思ったが渡利はずっと広島に居るとは限らないみたいなこと言ってたし何となくで行きそうな感じする。

1番好きなシーンは予告見る時点ではタバコのシーンになるのかな〜って勝手に思っていたけど、見終わった今だと劇の主催?の人の家でご飯食べてる時に手話の方に釣られて渡利がd('ω' )ってやるところが単純に面白いというか可愛くて好きだった。

賞をとって名が世間に広まったからしっかり賛否両論別れてるが自分は好きだし、この映画が描いた残された側の生き方などは素敵だと思う。
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