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ドライブ・マイ・カーのほのネタバレレビュー・内容・結末

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

チェーホフのワーニャ叔父さんは未読。
見終わった後に村上春樹原作と聞いて納得した。冗長とも情緒とも取れる雰囲気とか性描写が奔放なとことか。

開始から1時間ほど経ってからオープニングが流れるのが印象的。序盤から小難しい言葉、詩が多い(それは言葉を大切にしてるということでもあるけど)ので癖に慣れるまで没入がちょっと難しいが、妻の不貞から妻が他界するストーリーラインは続きが気になっていった。

妻の不貞とか岡田将生演じる高槻の逮捕とか激的な展開はあるものの、静かな映画だった。文学的。

あと「すずめの戸締まり」とやりたい事やテーマがかなり一緒だな、と思った。死者、残された者の情緒。考えて見れば赤い車も共通点。共通点があるものの各映画は似てないので見比べてみるとアプローチの違いで面白いかも。
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