品川巻

浜の朝日の嘘つきどもとの品川巻のレビュー・感想・評価

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)
4.3
ミニシアターを題材にした映画で「映画じゃ人を救えない」と断言する強さ。
クラウドファンディングという現代ならではの救済措置を軸に、人の援助だけで救えるものも救えないものもあるという現実をつきつけられる。

劇中の言葉で言うと、「残像現象に救われるネクラ」である映画オタクたちに捧げた名作。

オアシズ大久保は元々教員を目指していたそうで、「生徒を救いそうな飄々とした先生」の雰囲気がうまかった。最後のセリフなんて、当て書きしたとしか思えないくらいぴったり。
"学習室でこっそり映画を観る"みたいな、保健室以外の生徒たちの逃げ場所が増えたら良いな。🎞(本当はダメだと思うけど)
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