安堵霊タラコフスキー

劇場版 ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリアの安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

4.4
ヒロインであるアスナ視点で最初期のSAOを映画としてリファインした作品で、彼女が元々の主人公であるキリト(さん)に何故惚れたのかってのがよくわかるものにもなっていて面白かった。

本編初登場時の病んでるアスナに繋げる為にちょっと途中無理矢理感のある展開もあったように思えたけど、TVシリーズ以上にリアルで死ぬゲームのヤバさが感じられたのが緊迫感あって良かったし、終盤の盛り上がり方とかもTVの2話よりも見応えのあるものになっていたので満足。

終盤といえば、最初の方でくどいくらい流れていたluminous sword(アスナのテーマ曲)のマイルドアレンジが、ラスボス戦でいつものluminous swordになって盛り上がりに拍車をかけていたところには音楽の力を覚え、梶浦由記という作曲家がアニメ業界で特別な存在として輝いている理由を再確認できた点も嬉しかった。

でもキリト(さん)とアスナの馴れ初めがしっかり描かれていたから、これだけで十分って気持ちも無くはないし、続き描いてもこれ以上になるのかなって気持ちもある。