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ローラ殺人事件のLEONkeiのレビュー・感想・評価

ローラ殺人事件(1944年製作の映画)
4.0
広告業界で働く若き女性デザイナー〝ローラ・ハント〟が、何者かに自宅で顔面に散弾銃を浴び殺害される。

ローラを支え続け売れっ子デザイナーに育て上げた初老紳士で著名な批評家〝ライデッカー〟…ローラの婚約者〝カーペンター〟…その〝カーペンター〟はローラの叔母と親密な関係…だれもが怪しい。

事件を追う刑事〝マクファーソン〟も、ローラの過去を知る事によって惹かれていく。

ローラの過去の足取りを調べるために、事件に至るまでの回想で物語は構成される。
様々な関係者が捜査線上に浮かびあがるが、ローラの魅力に誰もが翻弄されているよう。

殺害に至る動機探しや不可解な人間関係は物語に引き込ませ、初監督〝オットー・プレミンジャー〟のその後に繋がる作品を予感させる。

殺人事件と歪んだ愛情を絡めたフィルム・ノワールは、古さを感じても現在にも多大な影響を与え通づる作品ではないでしょうか..★,
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