殺されたローラの肖像画の妖しい魅力。
黒いドレスを纏った彼女は、容疑者たちを微笑みをたたえて見下ろしている。
クールに捜査していた刑事までもその美貌に惹かれ始め…。
この絵が時に絶妙な角度で映り込むところがいい。
ローラを回想しながら会話劇で真相を探るストーリー。
エゴが渦巻き、はたまたメロドラマのようでもあり、何と言っても途中でガラッと展開の変わる筋立てが面白い。ラストもドキドキ。
ローラをイメージしたテーマ曲がまた甘美なメロディ。
若く美しい女性ローラの死の謎を探る、ツインピークスの原点と言われている作品。
