ヒッピーみたいな格好のニコラスケイジが好戦的な宇宙人(というかプレデター)と仕込み杖で戦ったり、トニージャーの跳び膝蹴りが宇宙金属の棒とかち合ってガキィンとかいう肉体からは鳴らない音が鳴ったりするタイプの映画。
ストーリー展開を映像で説明できてないので何をやっているのか終始わからないし、なんかアクション映画っぽいサウンドが裏でずっとズンズン流れてるし、真の敵は米軍でも宇宙人でもなく眠気。
弾着や爆発、衝撃なんかのエフェクトが映像に全く馴染んでないのは、普段めちゃスゴ映画ばっかり見てるから「ああ、こういうのも本当は大変だったんだな」とわからせてくれてありがたい。
序盤にトニーに救出された主人公が基地を脱出するシーンのカメラワークが、一人称視点からちょいちょい幽体離脱するあまりにも斬新な見せ方でそこだけは加点。斬新なだけで別に良さとかはないんだけど。
