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映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021のdm10foreverのレビュー・感想・評価

4.2
【それは奇跡か偶然か】

ドラえもんの映画を観てこんなに胸が苦しくなったのは初めてかもしれない。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、本来の公開が無期限延期となったのが丁度1年前。
毎年ドラえもんの映画を楽しみにしている息子も小学校3年生を目の前に控え、そろそろドラえもんも卒業なのかな・・という微妙な年齢に差し掛かってきた。

そんな中での「1年延期」

もしかしたら「ん~~~~、やっぱ映画館で観なくてもいいや」って言い出すかな?って思ってたら、「観たい、観たい!ドラえもんは絶対に観るよ。クレヨンしんちゃんはもうガキの観るものだから観なくてもいいけど。」と彼なりの境界線があるらしく、1年越しの「劇場版ドラえもん」との再会となりました。

当の息子は、前作の「のび太の新恐竜」で、悪い人が一人も出てこないという設定が新鮮だったらしく、「今のところ、あれが一番」と言っていましたが、やっぱりのび太たちが仲間の為に大活躍する姿を観ると胸が躍るようで、「ん~~悩むな~。こっちもカッコよかった!」と愉しんで観ていた様子。

(よかった、よかった)

息子が楽しめたのが何よりとお父さんも嬉しくなりましたが、それと同じくらいに複雑な思いも交差する作品でした。

決して「面白くない」という事ではありません。
僕自身も画面をずっと食い入るように観ていましたから。

そして息子とは違った角度で心に突き刺さったお話しについてはネタバレコメ欄に残したいと思います。
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