マット・フューリーの創り出した、カエルのペペ。
「FEELS GOOD MAN」という言葉と共に、じわじわとネットミームとして世間に浸透して行き、やがてマットの知らぬ所で独り歩きを始める…
自分の創り出したキャラクターが、差別の象徴になってしまったこと。
大統領選挙でプロパガンダのように使われたこと。
そして、自分の創作したキャラクターを自分自身で葬らなければならなくなったこと。
何かを生み出す仕事をしている人にとってこれほど辛く、悲しいことは無いと思う。
バズるということと、ネット社会での拡散の早さ、それが悪意のある人たちに見つかったときどんな事が起こるか。
インターネットを使って自分の作品や考えを発信しやすくなった反面、いつの間にか自分の手に負えなく出来事に発展してしまう恐さは決して他人事ではないのかも知れない。