kanaco

ブレット・トレインのkanacoのレビュー・感想・評価

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)
3.5
伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」をブラピ主演で映画化。列車に乗り合わせた殺し屋たちが激しく攻防をする、アクション×コメディ×バイオレンスで織り成す、テンション高めなエンタメ作品。怖さもありつつ個性と愛嬌がたっぷりな殺し屋たちが面白カッコいい!お気に入りの殺し屋が見つかるかも!😏✨(140文字)

****以下ネタバレあり&乱雑文****

◆あらすじ◆
世界で最も運の悪い殺し屋レディバグ(てんとう虫)。彼は東京発の超高速列車に乗ってブリーフケースを盗み次の駅で降りるだけの簡単な任務につく。しかし、超高速列車には他にも殺し屋が乗っており次々とトラブルが…。理由も分からず命を狙われ、駅に降りたくても降りることができない状況に。レディバグは不本意ながらも命を懸けた激しい攻防をしつつ、終着駅・京都に向かっていく。

❶伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」をブラッド・ピット主演で映画化

私自身は伊坂幸太郎の小説は『死神の精度』しか読んだことがない。伊坂幸太郎が原作となるコミック「魔王」「waltz」は読んでいて、映画は「グラスホッパー」は鑑賞済。本作の映画化を聞いた時、アメリカが制作すると聞いてビックリした。しかしアクションエンタメとして楽しく、キャラクターも立ち、世界観も良かった本作を見てしまったら、これまでと比較して日本の制作でなくて良かったのかも…とかネガティブなことを思ってしまった😧💦

❷アクション×コメディ×バイオレンスが織り成す、テンション高めなエンタメ作品

原作小説の雰囲気は分からないのだが、この映画単体で言えば、アクション×コメディ×バイオレンスが織り成す、テンションが高めなエンタメ作品だった。人は死ぬし血は出るが、どこまでも陽気に明るく走り切る。お話が複雑ではないので、ポップコーンムービーとして頭空っぽで楽しむが吉。怖さもありつつ個性と愛嬌がたっぷりな裏社会の者たちがみんなキャラ立ちしていてカッコいい!

列車という限定された場所で行われている上に、殺し屋が暴れるのが乗客室という突飛さが前提だからか、「いや、そうはならないでしょ」という強引さや、よく海外で描かれるようなヘンテコな日本描写もそれほど違和感がなく「そういうもの」として受け入れられたかも。

❸これはきっとキャラクタームービー。お気に入りの殺し屋を見つけよう!

ブラットピットが演じる、凄腕だが不運でいつも困り眉なキュートなオジサン殺し屋レディバグ、謎の女子学生プリンスちゃん、おしゃべりで仲の良いデコボコ漫才コンビのミカンとレモン、なんか遠吠えしがちなウルフ、1人でシリアスをしょって頑張っている日本人の殺し屋ファーザー、ゴスロリじゃなかったのでコミックのスズメバチと同一キャラだと最初気がつかなかったホーネット、運命厨なおじいちゃんエルダーに、やっぱり運命厨なおじいちゃんホワイト・デスなどなど個性豊かな殺し屋が目白押し。お気に入りの殺し屋が見つかるかも🤗

ちなみにkanaco的には仲良しでノリが気の良く、おしゃべりが楽しいミカンとレモンがお気に入りでしたが、最後に泣きべそかいているブラット・ピット(59歳)が可愛すぎて最後に「はわー、ぎゃん可愛🥰」となってしまいました(笑)

🚅🐝「レモンの機関車トーマスネタが良かったのですけど、私自身が機関車トーマスを忘れてしまっていたので、ディーゼルがどの汽車か全然思い出せず(笑)本作を見ながらディーゼルへの熱い風評被害では…と思いつつ、機関車トーマス界の悪役だったかしら?と思ってネット検索したら、ディーゼルどうこうよりも、最新のトーマスの絵柄のキャルンキャルン具合に慄きました。いつのまにこんな希望に満ちたキラキラお目目な機関車に!?わージェネレーションギャップ!トムハット卿ももしかしてキャルンキャルン!?🤩」
kanaco

kanaco