今年ワクチン副反応の高熱にうなされながら布団の中でキングオブコントを観てからさらにお笑いにハマっている気がする
この前のM-1もずっと楽しみにしてた
個人的にお笑いのオリンピックだと思う
どのコンビのネタも面白くてこの日のために一年間全てを捧げてきたことがひしひし伝わる大会だった
真空ジェシカは初めて見たけどテンポがいいのに状況説明も丁寧で、面白かった！
錦鯉の優勝は正直予想外だったけど、本人と審査員が泣いているのを見て心底優勝してよかったねと思った
50歳の長谷川雅紀が言った
「諦めなくてよかった」
誰よりも説得力のある言葉
いつ成功するか分からない
成功するかどうかも分からない
そんな厳しいエンターテイメントの世界で芸人として生きていくこと
『浅草キッド』を映像化しようと考え実現した劇団ひとりはすごいなあ
カメラワークが洋画っぽかった
常に視点が動くため最後まで映像に飽きずに観られる
それと対照的に音楽は最低限で、よりたけしの歌が際立っていた
印象的なセリフも要所要所で入れ込まれていた
そして柳楽優弥をはじめとする豪華俳優陣の演技が圧巻
深見や千春が確かにそこに生きている
魂が宿った演技だった
柳楽優弥は細かい癖・表情・動き方を完璧に模写していて、若い頃のタケシを知らなくても納得させられるほど、本人の生き写し
大泉洋は安定の自然な演技で、本人と役の境目が分からなくなるほど
特に目線を使って感情を表現するのが上手いと感じた
不器用だが誰よりもアツい昭和の男を上手く演じ切っていた
門脇麦の千春役は意外だけどハマり具合に感動
整ってはいるけど癖のない顔が、どんな役にもなりきれる女優としての長所だと感じる
艶っぽい感じも無邪気な感じも出せてすごい
ナイツの土屋はトレードマークの眼鏡と髪型がないと誰か分からなかった！エンドロールで知ってびっくり
少し巻き戻して見たけど確かに抜群のタイミングと声のトーンでツッコむ感じがまさにナイツ
それを踏まえてもう一回観返したい
