ふみ

浅草キッドのふみのレビュー・感想・評価

浅草キッド(2021年製作の映画)
4.2
ビートたけしがまだテレビに出る前の若かりし頃、師匠と過ごした下積み時代の話。

たけしさんが若い頃の姿は見たことありませんが、顔の動かし方や肩を回す仕草等、たけしさんそのものだなーと感じました。柳楽優弥さんの演技力がずば抜けてると再確認できます。
そして1970年代の浅草の劇場の雰囲気、レトロでとても好きになりました。

ストーリーの肝である師匠との関係性の変化は、もう熱い男の魂のぶつかり合いですね。最後の最後まで1人の芸人として互いに向き合っていたのが印象的でした。弟子の面白さを認めるシーンは胸が熱くなりました。

びっくりしたのが当時は漫才が下に見られていたんですね。コントだったり手品の方が芸のある人として認識されていた時代だったというのはとても勉強になりました。
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