ビートたけしの自伝小説の映像化。
たけしと師匠の人情味溢れるストーリーを軸に、「芸は身を助ける」「譲れない部分は譲らない美学」を味わえます。
喉の奥がキューってなるまで泣ける。
主人公は師匠よね。
全ての名シーンに、
必ず師匠が関わってるもんね。
カッコいいわ師匠。
上司と部下じゃないのよ、
師匠と弟子なんよ。
毎日無茶苦茶怒るんやけど、
誰よりも可愛がってるみたいなね。
芸だけじゃなく生き様ごと教えてる感じが最高でした。
序盤で師匠から靴を貰うシーンが好きです。
僕は元芸人ですが、
この映画で描かれるのは芸人のカッコいいところや、
トントン拍子に成功していくシーンばかりなので、
これを観て芸人を目指すと地獄を見ます。
この作品内では時代に取り残された負け犬みたいに描かれている師匠ですら、リアルでは全然勝ち組に思います。