りょうすけ

戦火のランナーのりょうすけのレビュー・感想・評価

戦火のランナー(2020年製作の映画)
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戦火の中を駆け抜け、自らの手でアメリカンドリームを勝ち取った男の壮絶なドキュメンタリー。

映画館の無料ポイントが明日までだったので、「ミナリ」の2回目を観るか迷った挙句、こちらを鑑賞。前知識は一度予告編を観た程度...

スーダン出身のオリンピック選手、グオル・マリアルの壮絶な人生を描いたドキュメンタリー作品。正直、彼のことも全く知らないし僕自身、オリンピックを全く観たことがないので興味がないと言えばないジャンルの作品だった。

だが、作品自体は素敵なドキュメンタリーだった。グオルが8歳にして戦火の中を彷徨った話やアメリカに移住してからの生活、オリンピックにでてアメリカの市民権を獲得し、故郷に再び戻った話など普通に映画化してもいいんじゃないかと思うほど壮絶なストーリーに感動してしまった。

映画だったらベタ中のベタだけど、母親と父親に再開するシーンはすごく感動的だった。この話が実話とは思えない...

6/5から公開の作品だが、現在公開中なのは群馬の前橋シネマハウスと東京のシアター・イメージ・フォーラムの2館のみの模様。こんな素敵な作品が2館だけなんて勿体無い。

お近くの劇場で公開が始まった際には是非。
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