ゴン吉

総長の首のゴン吉のレビュー・感想・評価

総長の首(1979年製作の映画)
3.9
土場荒らしが発端でおきた暴力組織の抗争を描いたバイオレンスドラマ。 
菅原文太、清水健太郎、三浦洋一、鶴田浩二、安藤昇、梅宮辰夫らが共演。 

関東でやくざの侠友会と花森組が対立している折、土場荒らしが発端で花森組傘下の愚連隊・血桜団の3人が侠友会小池組の組員を射殺する。その復讐で血桜団団長が小池組に殺されてしまう。血桜団の3人は大陸から戻ってきた団長の弟をリーダーにして団長の敵討ちを決心するが…

主人公不在の群像劇で、感情移入すべき登場人物も現れずに終わってしまった。
最後は東京音頭の盆踊りで幕を閉じるが、世間から見れば盆踊りの賑わいにかき消されてしまうほどのどうでもいい出来事だったのだろう。
一点残念なのは堅気の踊り子がチンピラの一方的な片思いから接吻を強要され、それを拒んで殺されたのが一番切なかった。 

2024.11 BS松竹東急で鑑賞(土曜ゴールデンシアター)  
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