もりゆうき

警察と泥棒のもりゆうきのレビュー・感想・評価

警察と泥棒(2020年製作の映画)
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名前にこれほど重みを感じたことは無かった。

この作品に出てくる内容は、聞いたことのない話では無かった。
『黒人が差別され身体的に脅かされている』それは文字では知ってた。
だけれど、そんな簡単に理解出来るものではないんだと気付かされた。

この作品のために集まったクリエイターたち誰一人として、この事象を同じ捉え方をしていなくて、それぞれが抱える渦のようなものの集合体がこの作品だということが、エンドロールの名前ででじわじわじわじわ響いて来た。
そう思うと、作中のいろいろな場面で出て来た文字たちは多分、被害を受けた人たちの名前で。その中には命を落とした人も少なくないはずで。

もっと英語がわかればよかったと思うけれど、多分どの言語圏の人の心を震わせる演技をしたティモシー・ウェア=ヒルは素晴らしい俳優だと思う。

映画としてこれを評価していいのかわからない。
点数が付けれない。
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