もりゆうき

パリ13区のもりゆうきのレビュー・感想・評価

パリ13区(2021年製作の映画)
3.8
映像と曲と、ノラの心の動きはとても美しかったと思う。
ただ、なんでエミリーとカミーユを前半の中心に置いたのか。

カミーユは奔放というか軽薄な男で、エミリーは自己中心的で依存性が強い女。
やっぱりこの二人への感情移入が全く出来なかった。
セックスや男女関係に対する文化の違いなのかもしれないと、言ってしまえばそれまでなんですが、なんかすごい幼い感じがしてしまった。

ノラは年齢が近いからなのか、自分という存在がどこにあるのかわからなくなっている感じや、それでも人との出会いの中でもがこうとして、それで居場所を見つけるというのが、なんか気持ちがわかるというか。
アンバーとの交流も美しかったんだよなぁ。

いやー、改めて考えて、エミリーはまだ幼いんだろうけど、カミーユが終わってんだよな。
うーん、ノラだけでよかった。
【2023年12月30日 記入】
もりゆうき

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