カホ

くれなずめのカホのレビュー・感想・評価

くれなずめ(2021年製作の映画)
3.8
“夏の終わり・成田凌で涼をとる” @ 目黒シネマ②

成田凌がスポットライトに照らされて登場する冒頭シーン。「もう少し大きくできますか?」ライトが大きくなって高良健吾と若葉竜也が映る。その瞬間、あ、画面に好きな人しかいない、ってぶちあがり。からの藤原季節、ハマケン、最高。天才キャスティング、ありがとうございます。目次さんは初めて拝見した!

イタすぎる内輪ノリを延々見せられる。挙句、最後、観客は完全に置いていかれる。吉尾の「あの事実」を受け入れられない5人の、それぞれの記憶、それぞれの向き合い方。導き出した答えは、心臓?フェニックス?アメイジンググレース?
なんそれ!
空いた口が塞がらないとはまさに。単純にそもそも理解できないこの男コミュニティの空気感。けど心はがっちり掴まれてて、残された5人があの日をやり直すシーン、泣いた。やり直すって、引き止めるとかそういうのかと思ったけど、全然違った。涙を堪えながら、あの日と同じシチュエーション、あの日と同じセリフ、あの日と同じ別れ方。受け入れる勇気。けじめ。「それが答えだ!」

ボソッと誰かが言った「暮れろよ。」のあとのタイトルバック、かっこいい
あと、「コメディ最高!」はなんだか刺さりました。

成田凌で涼とれた〜
最高企画ありがとうございました
カホ

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