人間の職業は生きること。
淀川べりに居（？）を構えるホームレス さどやん。
さどやんを追ったドキュメンタリー。
さどやんの元に集うのはホームレス仲間ではなく、家のある人々。多くの人を惹きつける人間力。
生い立ちが人格形成させたのかもしれないが、
まず生活力のレベルが半端なく、失ったものを嘆くのではなく前を向き続け、他者（動物含む）の背景を思い遣る洞察力と包容力。時に核心をついた言葉を発し、とても自然体。
生きることに疲れがちな現代人が失ったものをお持ちなんだと感じた。
ごちゃごちゃ考えずに、「今」目の前を真っ直ぐ生きれば良い。
ここ数日、ハードワークで疲弊した脳と心にガツンとアッパーフックを喰らう。
ホームレスのドキュメンタリーですが、社会問題というよりは、人間力を観る作品。
鑑賞のきっかけは…劇場予告でスカがBGMで流れていたから。
