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クイーン・オブ・ダイヤモンドのparaのレビュー・感想・評価

4.0
文字によらないタイトルがお洒落

観客に一切の媚びなし

ロングショットはジェイムズ・ベニングで見たアメリカの世界(時間の流れ方)、
淡々とした日常を描いていることからシャンタル・アケルマンの「ジャンヌ〜」が引き合いに出されているが、雰囲気は「東から」なインディペンデント映画。

ポストカードになりそうな決まった構図。美しいショットは惚れ惚れする。多分いつまでも忘れない。

延々続くカジノの場面は仕事帰りには少しキツいが、日常というのは気怠く淡々と時間が流れていくもの。
職業俳優はごく僅かと思われ、演技というよりも街中の人々をカメラに収めたドキュメンタリー風な作りになっている。
女性の置かれた状況や暴力などを含ませているのはわかったが、面白いかと言われると評価は難しい。

構図は本当に秀逸。

パンフレット購入。
なるほどそういう背景なのか、と映画への理解度高まりました。
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