fishmutton

キャラクターのfishmuttonのレビュー・感想・評価

キャラクター(2021年製作の映画)
3.4
江野スミ先生の絵が見たくて鑑賞。
江野先生の絵を浴びれる映画。江野先生の描く「34」読みたいなー。

邦画サスペンスということであまり期待していなかったが、まあ良かったと思う。
どういう結末に行き着くか、ハラハラしながら観られた。

画力はあるものの「“キャラクター”が描けていない」とデビューに至らずにいた漫画アシスタント・山城は、一家4人惨殺事件を目撃してしまう。現場で目があった犯人をモデルに執筆した漫画が大ヒットとなり、一躍人気漫画家に。しかし、その犯人が山城に接触してきて・・・というサイコスリラーサスペンス。

殺害現場が凄惨。
「何かよくわかんないけど殺す犯人」というのが一番怖いと思うので、私としては犯人の背景の掘り下げは別になくて良いかなーと思った。
Fukaseさんの首は私にはうるさく感じた。目と首が少々大仰。もう少しただの不思議ちゃんっぽくてもいいのになーと思った。しかし、観ていて嫌になるような違和感はなく、彼は劇中世界になじんでいたと思う。

終盤、なぜ刑事一緒に行かない?タクシー内でも指示出せそうじゃない?あと3重オートロック、入るなら誰かと一緒か鍵を入手してだろう。行っちゃダメだよ。君が進入経路になっちゃうよ。まあ、そんなこと考える余裕ないだろうけどさ。そこが気になってしまった。

スリルと江野先生の絵を楽しめたので満足。
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山城圭吾:漫画アシスタント→「34」漫画家。
なつみ:圭吾の妻。家具屋→主婦。妊娠中。
清田:族上がりの刑事。我が道を行く、鼻が利く刑事。山城のファンで「34」をなぞった殺人に気がついた。山城を気にかける。
刑事:獅童。清田の上司。上の指示に従う。清田の人柄と能力をかってる。
両角:一家4人惨殺の犯人。後に「両角」と名乗り山城に接触してくる。
辺見:かつて一家4人惨殺事件を起こした。最初の事件で自供する。
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