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奴隷契約書のRenkonのレビュー・感想・評価

奴隷契約書(1982年製作の映画)
4.0
とんでもない邦画を観てしまった。
もう冒頭から凄い。亀甲縛りされた挙句「奴隷契約書」と書かれた札を首にぶら下げ、大きな木箱に入れられるナミ。調教を重ねた彼女はとある富豪の夫婦の元に届けられ奴隷としての契約を結ぶことになる。

放尿、SMなんでもござれ。
主従関係を持ちながらも性倒錯に溺れる夫婦の姿が何とも皮肉である。

まず69分という尺。
あまりに出来すぎちゃいないだろうか。
また今作の恐ろしいところは、ナミという存在があくまて荒唐無稽につくられた訳ではなく、そこらの女が段階を踏んで調教された成れの果てであることを描いているところである。

ご主人様と奥様とナミの3Pシーンも印象的だったが、黒人奴隷を思わせる真っ黒にペインティングしたナミの姿も強い印象を残した。
果たして、人間の尊厳とは?
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