ただ

復讐の記憶のただのレビュー・感想・評価

復讐の記憶(2022年製作の映画)
4.5
OAFF2023で特別招待作品として、ジャパンプレミアが開催された本作。
特別招待作品は日本公開されるのでOAFF2023ではスルーして本公開を待ちました。

腫瘍によって記憶障害を負った主人公が、アルバイト先の年下の後輩を巻き込み、復讐を企むある種バディもの。

……なんですが、なかなか内容が重い。


「日本統治下の韓国で、家族を親日家や日本軍に殺された主人公が、復讐として、その親日家や日本軍を殺す」という、反日色が強い作品でした。
「記憶障害のある主人公が復讐する」くらいにしかあらすじに書いてなかったので、観てびっくり。

主人公の恨み、
生きるため親日家になるしかなかった韓国人、
のさばり続けた大日本帝国軍。

そして、それを傍観し、観ないふりをした最大の愚か者はだれか。

なかなか観るのがしんどい作品です。
しかし、数年前に「マルモイ」が公開された時、インターフィルム社が「反日色の強い作品は公開しづらい」とパンフレットに書いていたにも関わらず、この作品が公開された、ということは、「日本映画界はようやく、大戦中の過ちと向き合う覚悟を決めたのかな」と前向きな気持ちになりました。

Pray for the peace.

※韓国で開催されていた自衛隊創設記念式典については下記の記事があります
https://www.donga.com/jp/article/all/20140711/425419/1
62周年まで開催されていたようです
ただ

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