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人生は、美しいのakariのネタバレレビュー・内容・結末

人生は、美しい(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

泣きすぎて頭が痛くなりました。何この夫!!ってイライラしたけれど、セヨンは彼の弱い部分を理解していたんだな。裏で泣いていたことにも気づいていたのかもしれません。わかっていても傷つかないわけではないから、彼女は自分を愛してくれる人を探す旅に出ます。自分の気持ちを表現するのが極端に苦手なジンボン。「長旅をさせてごめん」と謝るシーンが印象に残りました。セヨンがやりたいことリストで一番望んでいた「愛されること」を叶えてくれたのが嬉しすぎて号泣しました。セヨンはこんなにもたくさんの人に愛されてきて、彼女自身もそれに気づくことができたのが良かったです。
ジョンウの恋の相手が見当違いだったのが面白かったです。ゲラゲラ笑うジンボンが憎たらしくて、でもちょっとだけ嬉しかった。ヒョンジョンと引き合わせてくれたのが最高でした。涙の止めどころがなくてもうやめてくれ〜ってなりました。セヨンがお世話になった人たちに、子どもたちのことをお願いするシーンでも泣きました。お母さんのことが本当は大好きで、甘えていたからこその反抗だったと思います。本当はある本当の気持ちを日々伝えていけたら良いけれど、それができない子心もよくわかります。
まさかのミュージカルでした。オン・ソンウ、ダンスが上手。生きているうちにやりたいことと、死ぬまでにやりたいことには大きな差があることに初めて気がつきました。今私が悩んでいることがちっぽけに思え、人生はもっと大きくて美しいのだと感じました。劇場を出て少し歩くとイチョウ並木があったので、余韻にときめきました。映画館で見てよかったなと思いました。
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