KaZui

Mr.ノーバディのKaZuiのレビュー・感想・評価

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)
3.8
💬冴えないおっさんであるハッチ・マンセル(演:ボブ・オデンカーク)を襲ってみたら、とある3文字の組織で“会計士”として恐れられた男だった話。いわゆる、「ナメてた相手が実は○○だった」系の映画である。純粋に楽しい映画だった。冒頭、ノーバディことハッチ・マンセルの只者ではない雰囲気を演出することで鑑賞者を一気に映画に引き付け、その後、何の変哲もない1週間が続いていく描写でさらに主人公に私たちの心を近づけたのが良かった。『イコライザー(原題:The Equalizer)』シリーズや、『ジョン・ウィック(原題:John Wick)』シリーズのような設定も好みであるうえ、アクションシーンも良い。心くすぐられるシーンが多かった。ノーバディのアクションシーンも素晴らしかったが、彼の父親・デビッドを演じたクリストファー・ロイドが楽しそうでなによりだった。

初鑑賞:2021年6月19日
鑑賞方法:映画館
(ユナイテッド・シネマ札幌)
2021年147本目。
6月19本目。

🗣アクションとにかく楽しい。3人同時頭抜きショットとか、背面ショットとか、呼吸困難になった敵の喉を割いてストロー刺すビジュアルとか最高だったよね。敵さんであるユリアン・クズネツォフ(演:アレクセイ・セレブリャコフ)も魅力的。普通に自らも強いし、車から身を乗り出して自分で銃を撃ってるのも好印象。ただ、今作のMVPはクリストファー・ロイド演じるデビッドさんです。テレビの音量のシーン超最高。

他のユーザーの感想・評価

tetsu0615

tetsu0615の感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

はい、好き~というアクション映画

舐めてた相手が実は殺人マシンだった映画のまた新たな傑作。

平和だが冴えない毎日を送っていた父親が強盗に入られ何もしなかった(実はちゃんと洞察して判断していた)が、徐々にかつての自分を目覚めさせていく…
最初はただ者ではないことは分かっているものの、バスでのアクションはやられることも多かったし、家族を巻き込んでしまったのは(知らなかったとはいえ)不用心な気もした…
しかし、そんなことがどうでも良くなるくらいの怒涛のアクション!
我が家での一人また一人と始末する暗殺アクションに加え、連れ去られてもクールな佇まい、敵のボスの持ち物を容赦なく奪ってからの大胆な訪問、そしてDIYした俺ジナルな武器と罠の数々を披露したラストバトルまで良いテンションで駆け抜けた!
ショットガンぶっぱなすおじいちゃんも最高すぎる!!


平和だけど、毎日淡々と決まった日を過ごす…このことに何か刺激が欲しいと思っている諸君はきっと多いであろう。
そんな日々が続くオープニングなのだが、彼は違った。

平和な日常から少し変化をもたらすと変わっていく…というのは物語としてよくあるが、彼のそれは極端に違う。そこには彼の隠された過去(正確には語られないが察しはつく程度)があるわけだが、悪をぶちのめしまくるというスカッとするアクションの数々は、平和な日常から抜け出したい皆の妄想の具現化であるかもしれない。
ボクもたまにはそんな妄想をする。自分がトムクルーズのように空から飛び降りてみたりすることも何度もある。
これはそんな同じ毎日を繰り返しながら働く人々が描く最高に爽快な妄想を映像化してくれたものだ。だからこそ、スッキリするのだ。
彼は劇中、数回ほど死にかけの敵に自分語りを始めるなど、パンフレットでも考察にあったように承認欲求が高いのかも知れない。強盗に入られた時に何もしなかったことを言われてそれもストレスだったのだろう。自分はこの程度なら瞬殺出きると言いたかった、魅せたかったがそれをすれば危険かもしれないと理性が制した、だが、バスで全てが爆発してしまった。
彼は承認欲求の塊を抑えていた、それを爆発させた。その爽快さと同時に大人しくしていられない、大人のストレスの溜まり具合と過去から抜け出せない悲しきさがなのかも、しれないと思ったりもした。
もね

もねの感想・評価

-
ちょっとこれはほんと予想以上に面白かった

話は単純だけど、しっかりおしゃれでちゃんとアクションも魅せて、笑いどころも丁寧に持ってくる感じが最高だった
映画観た後の高揚が続く感覚久しぶり

たくさん死ぬけど、どこまでも爽快でかなりスカッとした

猫ちゃんのブレスレットみんなで大人しく探していれば…笑
ハル

ハルの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます


初めてちゃんとアクションを映画館で見た!
お隣さんが実はとんでもない人だったなんて車盗まれたおっちゃんは知らないんだろうな、

ノリノリで銃乱射するドクがたまらなかった。かっこいい〜〜〜〜

らしさ、を取り戻した主人公と奥さんがちょっとだけセクシーになってて素敵だったな。奥さん飲み込み早すぎていい女すぎる。

工場の戦闘シーンは大人の本気ホームアローンみたいで面白かった。

クレイジーな男だけど家族を想う気持ちは本物!男臭さがすき!
雨

雨の感想・評価

4.2
普通のおじさんが、実は昔めちゃくちゃやばいやつでした。みたいな設定大好物なのでかなり面白かった!

ドク役のクリストファー・ロイドさんがまだまだ現役でBTTF好きの私からしたらかなりアツイ。
あお

あおの感想・評価

4.2
時間もコンパクトでこんなに詰め込めるのか!と感じた。でも詰め込みすぎなわけではなくてきっかけとなる一つの事件から大きな事件へと発展していくって言うストーリーは単純だったけどだからこそ爽快感が楽しめる!
最後まで笑いあり、アクションありの面白さだった。
個人的にお父さんがバリバリ動いているのがカッコ良過ぎたなー
あとは、アメリカの兵隊とかについてもっとちゃんと知ってたらより楽しめたかも!
Acne

Acneの感想・評価

4.0
定番の「舐めてた相手が実は殺人マシーンでした映画」

宣伝キャッチコピーが良い。
「火曜日ゴミ当番、愛車は路線バス、地味な男が派手にキレる」

この定番ジャンルの作品は最近だと「ジョンウィック・イコライザー」が好きでしたが、これに並ぶくらい今作は面白かった。

本編始まってすぐの取り調べシーンと地獄のゴミ出しシーンで
アッこの映画多分面白いぞと心をつかまれる。

今作殺人マシーンの主人公の戦い方はとにかく泥臭い。
殆どスマートさを感じない。そこが良い。

ラストの会社に誘い込みあの手、この手で畳みかけて敵を駆逐していくさまは最高の一言。

このじじい、どこかでみたことあるな?
クリストファー・ロイドじゃないか!
お前も一緒に戦うんかい!という展開もたまらなかったです。

ぜひ、続編を作ってほしい。
主人公が生きる"普通"の男社会って生きづらそうでしたわ…強盗に入られて普通は大変だったねってケアされるべきなのに警察にも隣人にも職場の親戚にもマウント取られて最悪だったな…。
主人公もイコライザーのデンゼルワシントンみたいに無敵ってわけじゃなくて強いけど怪我するみたいな、でも頭は1番やばいひとだったなぁ。NYのロシアンマフィアが絶滅危惧種になっちゃう。
札束の山が燃えるシーンでテンション上がっちゃった。あと最後の家族で共闘するシーン熱かったなぁ
ミキ

ミキの感想・評価

3.9
内容はかなりバイオレンスだけれど、なんだか微笑ましくなるギャップが大好きです。
猫ちゃんも娘ちゃんもおじいちゃんもかわいい!
娘のブレスレットとか交通系ICカードとか無事故ボードとかの小物も、絶妙にお父さん感あって良いです。
ロシアン歌謡?にのって現れるユリアンも期待通りの悪役ぶりでした。
途中からホームアローンとはこのことかってなるのも楽しかったです。
あの時のハッチ、輝いてました!

ベターコールソウルの新シーズンも待ち遠しいです。
JJ

JJの感想・評価

3.0
ド派手なおバカアクション連続の映画だが、しっかりスッキリ気分爽快になれるのは序盤で主人公の生活感や閉鎖的な社会を丁寧かつスピーディーに描き観客を完全に感情移入することが出来ているからこそ。

クリストファーロイドのファンは必見。
UnluckyMan

UnluckyManの感想・評価

4.0
バスのシーンうぇぇっていう感じのシーンあったけども、終盤の敵を根絶やしする勢いのアクションは、とっても爽快!
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鑑賞方法:動画配信サービス
(Amazon Prime Video)
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