紅孔雀

Mr.ノーバディの紅孔雀のレビュー・感想・評価

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)
3.5
ジョン・ウィック“普通人”版。それもその筈、制作、脚本がかぶっています。
奥さんが雰囲気あるなぁ、と思っていたら「ワンダーウーマン」のヒッポリタ女王でした。そして父親が、なんとクリストファー・ロイド!
でも主人公役のボブ・オデンカークは、それこそ「ノーバディ(=誰でもない)」であまり見たことがない役者さんでした。と言うか、見ていても記憶に残らなかったのかも。この目立たない感じが、絶妙のキャスティングと思いました(後で調べたら、元々「サタディ・ナイト・ライブ」で活躍したコメディアンで、ベン・スティラーの友人でもあるとか)。
尺も92分とちょうどよく、テンポも軽快。そして善人は誰も死なない、という気持ちの良いアクション映画でした(ただし格闘シーンはけっこうグロいです)。
なお、印象に残ったセリフを一つ。隠遁生活を振り返って主人公がふと呟く「少し普通を意識しすぎたかも」が笑えました。
紅孔雀

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