ニャンタ

ハウス・オブ・グッチのニャンタのレビュー・感想・評価

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)
3.9
世界屈指のファッション•ブランドを創業した、GUCCI一族の御曹司と出会い、パトリツィア(Lady Gaga)は結婚して、一族の仲を掻き回す👰🏻‍♀️💐
 今GUCCIの上層部の中に、GUCCI一族の人間はいない…という文字通りの破綻💸そこに至るまで、権力争いに何が起こったのか、”継承”と”終わり”の物語が詰まっています👜😬

 Lady Gagaは、ムチムチなボディを見事に披露していて、イタリア人が好むような、ボンキュッボンの体型になるように、コントロールされていて素晴らしかったです💃🏼🇮🇹後半は、征服欲•嫉妬が徐々に現れて、豹変して、目がいっちゃっていました…🛁🙎🏻‍♀️ 果てしない上昇志向の塊で、人を人とも思わない見苦しく自分勝手な行動に、苦手意識を覚えました😣

 GUCCI企業の舞台裏を描くとしても、登場人物間の『感情的な対立』を描く事に力点を置かれていました💸📉
 GUCCI一族の人間それぞれが、GUCCIに対して、バラバラな価値を見出して、ブランディングの舵取りを争っている為…意見が合う事がありません👝👞🤦🏻
◽️パトリツィア(Lady Gaga)にとって
  GUCCIは『世界を手に入れる武器』
◽️マウリツィオ(Adam Driver)にとって
  GUCCIは『一生ついてまわる烙印』
◽️ロドルフォ(Jeremy Irons)にとって
  GUCCIは『洗練された芸術』
◽️パオロ(Jared Leto)にとって
  GUCCIは『新ブランドを発表する舞台』
◽️アルド(Al Pacino)にとっては
  GUCCIは『帝国』

 『執着』にフォーカスした人間性の考察、様々な思惑を抱える者達の『攻防』、それこそが醍醐味であり、長い尺の映画ですが、役者の存在感と演技で、途中飽きさせる事がなかったです📖📽

 実話に基づく物語上、誰も幸せにならない…という展開に、誰にも感情移入できず、スッキリ感も納得感も無い事になるのですが、『自分を客観視する事の大切さ』を、知れた気がします🫢📚
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