若大将オーウェン

バズ・ライトイヤーの若大将オーウェンのレビュー・感想・評価

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)
2.0
良かったのは猫型ロボット、ソックス。とにかくソックス。
あとはテーマ的には意味のあることをずっと目指していたバズが、それがうまくいかなかった時、人生で失敗したら、その人生は意味がなかったのか?という問いかけで面白かった。
あとSF的な設定も面白かった。映像も見応えある(意外にあった笑)

ただ正直がっかりした。作らなくていいスターウォーズのスピンオフを見た気分。
ザーグの正体が〜だとか、そういう設定を無駄に穴埋めするだけ。しかもどうでもいい。エンドロールの後もあるけど、どうでもいい。

話がややこしすぎるし、こいつらマジで何がしたいの?しくじり先生しすぎ。その割に最後までチーム感ない。また最後にあるアクションをするんですが、そこに至る何かありました?
ただシンボリックなものとして最後やっとけばうまくまとまるって理由でやってるだけ。だったらちゃんと無限の彼方に行けよバズ。

ピクサーと言えばそんなに評価の高くない作品でも、心の底から震えるようなエモーショナルな瞬間があるのに、この映画にはありません。

ピクサーの哲学は「Story is King」じゃないの?なんだこのとっちらかったストーリーは

前評判そんなに高くなかったのでハードル低めでいきましたが、それすら超えなかった。そもそもアンディが見てた映画っていう設定からしてややこしい。
1995年にバズをもらったとわざわざ説明してしまってることが拍車をかける。設定的に80年代のSF映画だというが、80年代にはもちろんこんなCGアニメはないし、だったら実写ってこと?
ならこの話自体本当に心底どうでも良くなるとか考えてたらキリがない

ピクサー好きなので厳しめですが、少なくともジョンラセターがいなくなってから一番面白くない作品でした