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モーリタニアン 黒塗りの記録のKのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

最後のスラヒの証言がとても良かった。

自国の司法の腐敗から始まり、アメリカは正義の国ではないのかと問いかけ、自分が受けた苦しみをアラーの思し召しだから許すと続ける。

「アラビア語では
“自由”と“許し”は同じ単語です
だから拘束されていても
自由になれる」

そして、どんな判決であれ受け入れると宣言した上で

「神が我々を許し
我々と共にあらんことを」

と締めくくる。

生きていく上で大切なことに触れられたような気持ちになった。
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