9.11同時多発テロの首謀者の1人として疑われて、
14年間も収容所に拘禁されていたモーリタニア人の男性の手記を映画化した社会派ドラマ。
9.11は丁度自分の生まれた年に起きたことなんで、あまり詳しくはないんですけど、
こんなにも脳天を撃ち抜かれるほどの衝撃を受けた実話は初めて。
アメリカの「闇」とアメリカの「正義」の両方を鮮烈かつ濃密に描いてて、
あまりにも衝撃的すぎて、ここ最近観た映画の中では一番心臓をえぐられた。
拷問シーンもかなりショッキングで、観ているこっちも精神的苦痛を与えられたし、
年齢制限がかかってないことも不思議でしょうがない🤔
でも、まだきっと黒塗りで隠されている真実がたくさんあると思うので、
深い闇に埋もれる前に解禁される日が来ることを願ってます。
ラストのスラヒの証言も心の寛大さに驚きつつ、拍手を送りたいし、
エンドロールも見逃さずに見てほしいです。
2022年 348本目
