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モーリタニアン 黒塗りの記録のdumpkindonutsのレビュー・感想・評価

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9.11で飛行機に追突されたニューヨークのワールドセンター及び資料館に実際足を運んだことがある。
資料館でも話題の中心でも、テロの実態・FBIの誤認・被害者の想いが詰め込まれており、不当な拘束があった事実をこの作品で初めて知る。
特に感じたのは宗教への偏見。
イスラム関連の事件は9.11含め多くあり、過激派の行動であるものが、関係のない良識で慈悲深いイスラム教徒全体のイメージ悪化に繋がっていると強く感じる。
モバメドゥさんの現在の姿・陽気な性格・「人を許す」という観念は、彼の信仰深い信念から来たもので。無宗教である日本に住む人間として、ある一つの宗教への偏見は絶対に合ってはないものだと学ぶ。

アメリカは自由の国🗽で幸せで元気いっぱいの国!!って最近まで思っていた。だけど映画で学んでから銃規制問題や白人至上主義など、自由の裏に潜む現代の問題を象徴する要素が沢山あると。本当に映画は、新しい考え・事実を私に吹き込んでくれる。