がんドレ

劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライトのがんドレのレビュー・感想・評価

4.7
今年最も劇場で見るべきだった映画。見てないので完全に負け組。TVシリーズを見ている必要もないし、そもそものちょっと特殊なコンテンツ自体の生い立ちを事前に知る必要もなく、ただ映画館で見るべきだった。マジで失敗した。

まずこの映画は16:9ではないし90分でもない、それだけでもうTVの延長ではないこれは劇場作品だぞ、というパワーを感じる。実際そのパワーは凄まじく、映画に置いていかれそうになる感覚が本当に気持ちいい。

学園ドラマのフリをするのは本当に最初の僅かな時間だけで、後はひたすら少女歌劇である。完全に正解。
何をやっているのかは全くわからないが、彼女たちが青春の最後を燃焼させてなんらかの心残りを粉砕したり友情を確かめ合ったりする様を存分に浴びることができる。

まあそれらは正直TVシリーズと同じようなことなのだが、決定的な違いはこれが2時間で完結するということだ。気持ち悪いキリンの台詞や中盤で豹変したバナナの子の真実について、或いはかれんとひかりのそんなわけないだろという幼少期からのすれ違いについて、来週の放送までモヤモヤする必要もない。最高だ。

これは多分、そのうちまた見たくなる。円盤買うかあ。
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