ワヤ

竜とそばかすの姫のワヤのネタバレレビュー・内容・結末

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

うーん…。
Ozを進化させたような仮想空間「U」や、作中で流れる歌といったピースは良いものが揃っているものの、形がバラバラで絶対完成することのないパズルのような映画でした。

とにかく脚本がひどい。
特定のシーンを撮りたいがために取ってつけたかのような展開をさせるばかり。
登場人物の心情描写が全然ないのが致命的ですね。
なんで竜とベルは惹かれるようになったの?
そもそもなんで竜を追う必要があったの?
などなど、辻褄が合わないことが多すぎる。

インターネット世界の誹謗中傷を描きたいのであれば、インターネットの善意で竜は救われるべきですよね。
ベルの歌声でインターネットの世界を動かして、お互いは離れたところにいても近くにいる人達が救ってくれる、そんな展開が良かったと思います。(まぁ「ぼくらのウォーゲーム」や「サマーウォーズ」と似ちゃいますが)
保護まで48時間かかるからすぐに助け出さないとはわかりますが、直接向かう方法が深夜バスってそんなに時間変わりないじゃん。
おまけに二人とも全然無事そうだし。

細田監督は監督業だけして、脚本は別の人に任せた方が絶対良いと思います。
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