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竜とそばかすの姫のsctのネタバレレビュー・内容・結末

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

映画館で観る久し振りの映画だった〜〜

音楽を浴びるには、映画館の箱は贅沢な空間だな、と改めて思った。ライブ空間って、同じ曲を同じ場所で体験する一体感あったよな〜とか。
アニメーションも全然今までと違って新たな表現だらけで、目に楽しかった〜!ベルは美女と野獣に重ね合わせられる現代のプリンセスになるのかな、、そばかすがチャームポイントになる演出可愛かった

主人公の成長物語として見ると、自分だけが何故、という複雑な苦しさや劣等感や思春期の心の痛みが描かれていて共感できる、ただ、なんだかな〜、、一皮むける成長の仕方が他人を救うことだと、押し付けにもなるから紙一重というか。他人を救える余裕が出たのは自分が仮の姿であっても満たされたからで、そしたらその次は「助けたい」一心で相手の素顔を暴く方向に向かうのが…苦しい。
会いに来て欲しかったのか、彼は。だったら良かった。
でも、その前に行政の大人が救える社会にしたい。少年目線で見た映画は結局救いを待つばかりで…SNSの使い方の描き方も、現代の子どもに見せるのに良いんだろうか、、と。でも、この映画を見るのはほとんどが直接描かれた社会問題には関係のない第三者で、結局はその第三者だらけの社会を変えていかないといけない…と。そんなメッセージ、、

あと外見至上主義的な描き方も違和感…SNSでも「お姫様みたいー」という一貫した価値観で描いているのはどうしてだろう、、
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