なか

竜とそばかすの姫のなかのネタバレレビュー・内容・結末

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
1.8

このレビューはネタバレを含みます

映像は綺麗。歌も上手。
でもストーリーが…
というか、後味が悪い。
あのあと、あの兄弟たちは父の虐待から救われたの?気になってググったけど、小説版でもその後の兄弟の話はないらしいじゃないですか。
立ち向かうってケイが決めたって、14歳の少年が、弟を守りながら、あの父親にどう対抗するのよ。しんど。
スズはあのいっとき救って、スッキリして高知に帰って家族親族友達と歌を歌って、気持ち良くエンディングだけどさぁ…
スズの母親の亡くなり方もしんどい。
実際の現場ってああいうのがリアルなの?誰も助けに行かないものなの?あの助けられた子の親はどこにいるの??
あとシノブくんがいくら人気者だからって、ちょっと話して手を握ったくらいでクラスのグループラインがあんなに荒れるものなの?
まぁ最近の高校生事情はおばさんにはわからんけども。

フィクションだし、アニメだし、細かいことを気にするべきではないと思ってはいるんだけど、児童虐待とかストーリーを盛り上げるためだけに簡単に取り入れないでほしい。

やっぱり未来のミライまでは僅かな期待を持って劇場へ足を運んでたけど、やっぱり奥寺さんの脚本じゃないと…と思ってしまう。

細田監督にはベルと龍のお話じゃなくて、カミシンとルカちゃんのお話の方が合ってるんじゃないかな。
なか

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