blacknessfall

プリズナーズ・オブ・ゴーストランドのblacknessfallのレビュー・感想・評価

1.0
監督が性犯罪者でそれをアシストした俳優が出てるから観るの二の足を踏んでたけど、ケイジ映画だしアマプラに落ちてきて無視しきれなくて鑑賞。

これはあれだな。当代一のケイジ者で在らせられるナイトウミノワさんが仰るとおり、ケイジを冒涜した超駄作だな。怒りが湧いてきたよね、鑑賞中に。
「俺っちヤバいだろぅ?ケイジにこんなバカなことさせたんだぜ😏」という大物俳優を雑に扱うことを自慢する監督の唾棄すべき自己顕示欲が前面に出ていて、そのケイジを使ったヤバい演出が1ミクロンもおもしろくない。
なんか中学生が弱い男子を弄ってしょうもないことをさせてはしゃいでるレベルなんだよ。そんなのもを大の大人が金と時間使って映画にするなんてケイジのことも客のことも舐めくさってるとしか思えないね。その毒牙にかけた女性達のこともこんな風に尊厳を踏みにじる酷い扱いしてんだろうな、そんな監督の非道な人間性すら垣間見えたね。

ケイジのおもしろさは雑に扱うことではなく、ケイジ自身の自主性に置いて雑な熱演をすることなのであって、作り手が最初からそれを強要することで出せるもんじゃないんだよ、ましてや園子温ごときがだな。ケイジを舐めんなよ😡

あと、本当に女とやることばかり考えるようになって園子温の想像性が枯渇したんだろうな。
舞台となる"サムライタウン"の江戸の遊郭と西部劇の融合した街並みに花魁、着物姿の女性達に侍、カウボーイスタイルの男達、海外向けとは言えあまりに手垢の付きすぎたジャパニズムは外国の人が観てもゲンナリだったんじゃないのかな?
この和洋折衷の世界観で滑りまくる感じ、『スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ』を以来の痛々しさだね笑 でも三池崇史は園子温みたいに無駄なアート性を入れない分まだマシだな。
本作、ハチャメチャでバカな世界観のくせに園子温特有の寺山修司かぶれの古くさい"前衛的
"な演出が頻出して、それが本当にツラさに拍車をかけてんだよ。バカになりきれないならこんな映画撮るなって😩
あ、それといい加減、女を絶叫させてエモくしたり、物語をスパークされるの止めろよな。ワンパターン過ぎるし安易なんだよ。まあ、もう映画撮れないからこんな忠告は無用なのかも知れないけど。
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