「消えた人間」と「消えた物語」という副題(記憶が曖昧だけど)が出てくるので、主人公シャオチーともう一人の主人公グアタイの2つの軸で物語が進んでいく構成。
人よりもせっかちなシャオチーと、人よりもゆっくりなグアタイ…どこにでもいそうな人が主人公なんだけど、まさかのSFチックな展開に。ただし、その理由がなぜか「たしかにそうだよなぁ」と納得させてられてしまう…ってか「そうあるべきだよな」と思ってしまう。
とはいえ、シンプルに主人公のグアタイがど変態なお話なんで結構ひく(笑)ただし、何でそこまで執着するのか分かったとこからグアタイを見る目が自分の中で変わった。
…なんだ!とんでもなくいい奴じゃん!!!
それにしても、誰かにとっての大切な記憶って、自分にとっては無意味なものって多いですよね。劇中にもそのメッセージが出てきて、色々考えてたけど、このメッセージはもはや人生における真理。自分の職業柄、誰かの背景にしかなれないから、このメッセージはインパクトあったなぁ。
久しぶりに台湾映画満喫しました。