「熱帯魚」(95)、「ラブ ゴーゴー」(97)で知られる、台湾のチェン・ユーシュン監督が16年ぶりに本格的に映画製作に復帰したラブファンタジー。
原題：消失的情人節 / (英)My Missing Valentine(2020)
郵便局で働くアラサーの女性(パッティー・リー)は、何をするにもワンテンポ早く、タイミングが他人とズレてしまうせいで、恋も仕事も冴えない日々を送っていた。
ある日、公園でダンス・レッスンをしていた魅力的な男性(ダンカン・ライ)と、バレンタイン・デイにデートをする約束を交わすが、当日彼女が目覚めるとなぜかその翌日になっていた。
バレンタインが消えた？
1日が消えた謎を解く旅が始まる。
秘密の鍵を握るのは、毎日郵便局に手紙を出しに来ていた男性(ワンテンポ遅いバス運転手。一歩間違えばストーカー？、リウ・グァンティン)らしい…。
"緑豆豆花"
ずっと昔失踪した、パッティー・リーの父が重要な役柄を担う。
謎解きの旅は自分探しの旅でもある。
エンディングに、この作品にぴったりな歌詞の美しい歌、
①ビージーズ"I Started A Joke "
②パッティー・リー(作詞も)"Lost and Found"が流れます。
①そのジョークのネタが私だと分かればよかった。
②あわてないで。マイペースに。大丈夫。うまくいくから。
なお、パッティー・リーの同僚で、顧客に人気がある若くて可愛い女性は、囲碁棋士の黒嘉嘉(こくかか、ジョアン・ミシンガム)。
