地球外生命体

カナルタ 螺旋状の夢の地球外生命体のレビュー・感想・評価

カナルタ 螺旋状の夢(2020年製作の映画)
3.6
ひとりの日本人男性がアマゾンの熱帯雨林に1年間滞在して撮りあげたドキュメンタリー。

イギリス、マンチェスター大学で映像人類学の博士課程に属していた太田光海監督は、卒業制作のため、エクアドル南部のアマゾン熱帯雨林に暮らすシュアール族のもとを訪れる。太田監督は、部族の知恵を受け継いで森で薬草を発見して回るセバスティアンと、初の女性村長であるパストーラ夫妻の家に住み込みながら、彼らの日常を1年間にわたって記録。生と死が渦巻き、過去と未来が交錯する現代の森に生きるアマゾン先住民の姿を描き出す。

セバスティアンとパストーラは、エクアドル南部アマゾン熱帯雨林に住むシュアール族。かつて首狩り族として恐れられたシュアール族は、スペインによる植民地化後も武力征服されたことがない民族として知られる。口噛み酒を飲み交わしながら日々森に分け入り、生活の糧を得る一方で、彼らはアヤワスカをはじめとする覚醒植物がもたらす「ヴィジョン」や、自ら発見した薬草によって、柔軟に世界を把握していく。変化し続ける森との関係の中で、自己の存在を新たに紡ぎだしながら。しかし、ある日彼らに試練が訪れる...。

★第19回文化庁映画週間
文化記録映画優秀賞
★2020年カルカッタ国際カルト映画祭
ドキュメンタリー作品賞
★2020年フローレンス映画祭
ドキュメンタリー作品賞
★2020年ニューヨーク映画賞
ドキュメンタリー作品賞
★2020年ビヨンド・アース映画祭
ドキュメンタリー作品賞
地球外生命体

地球外生命体