もち

U・ボート ディレクターズカットのもちのレビュー・感想・評価

4.0
ほぼ3時間半。始まる前はなっげぇ〜〜って思ってたけど見たらあっという間でした。内容はシンプルでほぼ潜水艦内のシーンだけど、航海の状況や戦況が分かりやすくセリフなどで説明されるから見やすい。ナチス感は少なく、戦争の悲喜をドラマチックに描くわけでもなく、ただただ兵士の生活、戦争のリアルを描いている。
日常シーン、戦闘シーン、メッセージを強く残すシーンと緩急があって、緊迫感が持続しつつ戦闘内容は繰り返しになってないし、私はだれることなく見れた。作り込みがすごくて、どうやって撮ってるんだろ??
タイタンの事故があったから、浮上できずに海中280mまで沈むの絶望すぎて怖い。艦長、なんでそんな冷静やねん?!って何度も叫んだ。そして1回ヘマして艦長にガン切れされたヨハンがその後挽回してて素晴らしかった。赤色灯にするの何でやろ?って検索したら暗順応のためだそうで。勉強になりました。
ラストはしっかり戦争の無慈悲さが描かれてました。戦場ではこういうことの繰り返しだと思うとより一層怖い。
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