マッサージ屋2号店

アポロンの地獄のマッサージ屋2号店のレビュー・感想・評価

アポロンの地獄(1967年製作の映画)
3.0
古代ギリシャ。
荒野に捨てられた赤子を拾われ、コリントスの王と王妃に育てられた。
2人の寵愛を受け育ったオイディプス(フランコ・チッティ)は不吉な夢を見て、その真相を確かめるべくアポロンの神殿に1人で向かうことに。
神殿の神託にオイディプスは「やがて父を殺し、母と情を交わす」と告げられ・・・。

ソポクレスの悲劇をもとにした作品。
そんな事を書きながらソポクレスとか誰だか知らず、見終わってから調べたクチです(笑)

オープニングは現代パートから始まるのですが謎展開。
そのまま唐突に古代ギリシャのパートに入ります。
台詞少なめで、雅楽が流れ、オイディプスが旅をする流れ。
アポロンの神殿でお告げをされ、傷心のまま旅を続けるがそこで大暴れ。

正直なところ退屈で途中で見るのをやめようかと何度も思ったくらい。
何をやってるのかよく分からなかったんですよね。

そうこうしてるうちにテーベで王になったところから真相が分かってきます。
怒涛の展開で驚きに変わったのは事実。
そもそも母親と結ばれるって何よ?と前半で思って退屈さから忘れそうだったところでの終盤だったので「なるほど!」でした。

この部分は納得し、ギリシャの古い物語に少し触れたのは勉強になりました。
監督自身を映したとかいう現代パートの部分はよく分かりませんでした。