アポロンの地獄の作品情報・感想・評価

「アポロンの地獄」に投稿された感想・評価

Wakana

Wakanaの感想・評価

3.0
パゾリーニによるフロイトのエディプス・コンプレックスの実践。
本当に男の人は根源的にマザコンか?確かに何年か前に読んだ『エル・ジャポン』(わたしの知識のすべて)でインタビュイーのイタリア人モデルの何人かは「イタリア人男性はみんなマザコンよ」と口を揃えて証言していたけれど。
ユカ

ユカの感想・評価

4.1
ギリシャ悲劇と現代をリンクさせたストーリー。

初めは退屈に感じたものの、点と点が繋がり出すとあっという間の一時間半。

事実を突き止めたあとの絶望、終盤オイディプスが泣き叫ぶシーンは凄まじい迫力。怖さからか圧倒されてか、つられて涙。

静寂と爆発が同時進行しているような映画だった。
蹂躙

蹂躙の感想・評価

4.0
現代に重ね合わされるオイディプス王。
現代の王妃役のお乳あげてる表情がなんともいえぬ良さだった。あと、オイディプス王のライオスを殺す時の表情。

オイディプスの義理の母って「かくも長き不在」の人か?ズーイーデシャネルに少し似てる..

カットは短いのが多くて、カメラの動きも早いんだけど、ずっしりとした重みがある。神話の神秘性を表現するのって大変そう。

アポロンの地獄というタイトルはどうなんだろう。
Tune

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3.6
フロイトが提示したエディプス・コンプレックスの実現。オイディプス王の映像化。
真実を追及するということの恐ろしさ、自分が自分であるということそのものの不幸、産まれてきてはいけなかったのかもしれない
Toku

Tokuの感想・評価

3.6
気になった音楽
String Quartet No. 19 in C Major, K.465 “Dissonanzen”: 1 Adagio – Allegro/Juilliard String Quartet
ゆこ

ゆこの感想・評価

3.8
アクが強くなくて観やすい
手軽に神話を追うこともできて嬉しい

説明的なセリフが少ない分、表情で語る部分が素晴らしい
可哀想だったからですと答える羊飼いや、次第に周りに当たり散らすようになる夫に接する時のイオカステや、野原へ続く道を手を引かれながら進むオイディプスや...
画面に釘付けになってしまう素敵な表情たちばかりだった

人生は始まった場所で終わるという言葉通り、物語の構成もそこに帰結していくのがgood
tonemuff

tonemuffの感想・評価

4.1
ソフォクレスの悲劇として有名なあのオイディプス王をパゾリーニが映画化してたぞ!

ヘンテコな兜やスフィンクス、アフリカンな世界観などツッコミ所は多いけど、ラスト付近のオイディプス王の苦悩はよく表現されてたと思う。

前近代特有の汚い部分がほんとによく映し出されているから、こういう古典劇の映画化はパゾリーニが良い。(パゾリーニ映画の俳優は基本歯並びが悪い)
Guy

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3.8
かの有名なソクポレスの戯曲で有名なオイデプス王の伝説の映画。
決して洗練されているとは言えない荒く雑な手持ちのカメラ。ブレまくりで見難い点も何箇所があるがそれでもやはり痺れるものがある。パゾリーニの完璧主義じゃ無いところが逆に神話性を強調していて劇中の楽曲がその雰囲気を決定的にしているね。
青空のもとライオス王との戦闘シーン太陽の光を使った演出は圧巻。
モロッコの砂漠、砂の街やそこに住む多くの人々、衣装、武器、お面のデザインもやはり抜群。
死んだ街には首をつった人や痩せ細り身体中が生んだ大量の死体とその周りを歩き回るカラスの大群。
発狂するエディポ。
冒頭からのあのラスト。悲しくも壮大な傑作。
目が潰れているのと音楽に日本の神楽使ってギリシャ悲劇ぽくなかったなぁとの記憶ぐらいしかなかった。現代のシーンは、再見して思い出す。パゾリーニは超自然派なんだなぁと思う。
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