アポロンの地獄のJasminneのレビュー・感想・評価

ハリウッド式の大いなる見世物とはなっていない、地味で堅実な作品。
これでいいといえばいいのだ。
黒澤作品のようだと思いながら見ると、黒澤はギリシャ神話や古代ローマのことをよく学んで作品づくりに生かしていたのかなとか想像が膨らむ。
笛の音は雅楽らしいけど、ヨーロッパの乾いた大地に雅楽はぴったりフィットする。アジアの湿度なんて飛んで行ったかのような高い音が耳に残る。
オイディプスは新潮文庫から出ているものは読んだけどさっぱりしなかった。今読んだらさっぱりするのかな。


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