ヒストリカ国際映画祭の配信でレストア版を。
お話としてはオイディプス王の話、つまりソポクレスが紀元前に書いた話の映像化なのだけど、最初と最後は撮影当時(イタリア公開'67)の「現代」のイタリアに設定し、それ以外のところはおそらくモロッコで俳優じゃない人たちをたくさん起用してギリシャというより土着信仰感ましましで撮影している独特の空気に酔った。(そして音楽はお神楽だよね…不思議)
イオカステ(オイディプスの実母でありテーバイの王妃、後の妻)がシルヴァーナ・マンガーノ、義母であるコリントスの王妃がアリダ・ヴァッリという60年代イタリア映画の豪華布陣。
お話はともかく衣装が独特で、そこはすごく面白かったな…。