この作品を皮切りに、同タイミングでアウシュビッツものが続きますね。広島・長崎の原爆同様、忘れてはいけない負の遺産だと思います。
海外ドキュメンタリーなどで見た、ゾンダーコマンドが密かにユダヤ虐殺の真相をメモに残していた話の映画化かな…と思ってましたが、囚人が脱走して赤十字に直接伝える話でした。
事実を元にした作品にエンタメ要素を求めてはいけないでしょうけど、脱走まで〜脱走後の過程については、アウシュビッツの異様な歴史を考えれば予想される展開なので、あまり新鮮味が無かったと言うか…
所が、ようやくたどり着いたスロバキア赤十字での大変もどかしいやり取りが、今時のコロナ対応と全く同じ!
エンドロールでも、現代でも根強く残る差別や偏見はナチスだけのものでは無いことが伝えられています。